スペイン、オランダ、現在はノルウェーに暮らす元アンティーク屋の店主のブログ。留学、国際結婚、子供2人との転勤暮らしについて綴ります。


by antiquecadeau
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ベルリンへの旅

年末年始はずっと行ってみたかったドイツのベルリンへ。

年末はとっても寒くて、空港へ降りた時には真っ白。ホテルまでもスーツケースを引くのも大変!(初めて雪の中の旅になりました)

ベルリンと言えば、歴史的な悲劇を抱えた街。ナチスの台頭、その後第二次世界大戦、第二次大戦終了後も世界の冷戦の波に巻き込まれ、ベルリンは東西に分裂、1961年には「壁」が出来たところ。

着いてからの印象は、今まで見たドイツの町に比べてグレーで暗い印象でした。カフェが町中にあって、それからカフェ内にはいつもベルリンっ子があふれていました。どうやらベルリンの平均年齢は35歳、と若い人だらけ。きっとカフェが一番落ち着く場所なんでしょう。カフェには朝ごはんビュッフェがあるところがたくさん。さらにとても安くて3ユーロぐらい。(500円未満)私もすっかりベルリンのカフェが気に入ってしまい、朝ごはんから夜のお酒まで楽しみました。

ブランデンブルグ門
ベルリンで一番有名なイメージでしょうか。これは統一ドイツの象徴的建築物だそうです。大晦日には大きなステージが準備され、ドイツ人歌手によるライブ、それから花火が上がり、周りの人とほっぺたにキスを交わしました。

ユダヤ人博物館
この建築は、ベルリンの人々の歴史を記録するベルリン博物館の一部、ユダヤ部門の増築として1988年のコンペによるものです。入口はベルリン博物館のエントランスを使い、
地下からこのユダヤミュージアムへとアクセスし、地上部には新旧二つの独立した建物が並んでいます。
「ユダヤ人とドイツ人の間にはいつでも壁が存在していながら、その結びつきは重く、目に見えない」(日経アーキテクチュア1998.12-14)のがその理由らしい。
中はとても広い空間。年末だったので、観光客もとても多くてどこの美術館でも並ぶことになってしまったが、ベルリンの美術館はどれもかなり広い!中に入るとゆっくり見ることが出来ました。
ここは戦争時にナチスドイツがユダヤ人にしたことだけでなく、過去にさかのぼりユダヤの文化、生活、有名人などを説明しています。中には遊びがいっぱい。コンピューターでヘブライ語が書けるようになっていたり、コンピューター画面にふっう、っと息を吹きかけるとその息が画面に反応して、画面の中の古文書のほこりが飛ばされ文章が読めるようになる、などなど。とても興味深い博物館でした。

ベルリンの壁
東西を永らく分断していたこの壁。街のところどころに残されていて、今もその壁を見ることが出来ます。思っていたより壁は高く分厚かった。この壁を乗り越えたり、穴を掘ったり、その間を流れる川を泳いだりした人が後を立たなかった場所。
検問所チェックポイントチャーリーでは今では復元された検問所ですが、ここのすぐそばの博物館には貴重なものが沢山残っていました。車を改造して座席やボンネットに隠れて東から西へ行った、ことや自分で飛行機を作った人、長い長いトンネルを彫って西へ行ったこと、などなど、人々がどんなにしてわたったのか見ることが出来ました。

その他見た所、
建築に興味があったので、建築物を見て廻りました。この街には素敵なところがたくさんです。

ギャラリー・ラファイエット
日本では東京溜池の新電通を建築したフランス人、ジャン・ヌーヴェル。ガラスを沢山使った建築。

ドイツの連邦議会(ライヒスターク) 
最上階にあるガラスのドームからはベルリンの景色を見ることが出来ます。建築家:ノーマン・フォスター

ポツダム広場
今ホットな場所の一つだそう。
ダイムラークライスラー地域と、ソニー地域に分かれ、ダイムラー地域にはショッピングモールやショップやカフェなどが並び、ソニー地域は、ソニーセンター、映像博物館、シネマコンプレックスなど施設が林立して、エネルギーを感じさせる場所になっています。
 
ホローコースト
慰霊追悼碑。石のモニュメントです。暗い中でどこへ逃げたらいいのか分からないような気持ちになりました。

泊まったホテルはキュンストラーハイム・ルイーゼ(Kuenstlerheim Luise)
1827年の住居用の建物が、学生寮、ギャラリーと顔を変え、99年にホテルとしてオープンした所です。
ホテル開業に際し、オーナーがドイツ国内外35人のアーティストに声をかけ、各部屋を思い思いに、しかもノーギャラでデザインさせ、デザインホテルとなった。写真のバナナルーム(ロイヤル・スウィート)のほか、サファリ風、また「空を飛ぶのは怖くない」と名づけられた部屋には天井から別途がぶらさがっているなど個性たっぷり。ブランデンブルク門や連邦議会議事堂から近いので、観光にも便利なところでした。私が泊まった部屋はストライプの部屋。とってもきれいなストライプで明るい気持ちなりました。
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Kuenstlerheim Luise
Luisenstr. 19
Tel: +49/30/284480
http://www.kuenstlerheim-luise.de

ベルリンは20世紀の歴史と記憶の痕跡を凝縮してたどることができる場所です。言葉が出てこなくなることもしばしばありました。
今日ではこの変化の多い街に若い芸術家や建築家がたくさんやってきて新しいエネルギッシュな街を作っています。
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by antiquecadeau | 2006-01-10 18:54 | 旅行